Amazon Glacierを使った個人向けバックアップストラテジー
個人でAWS?!と思うが、値段が非常に魅力的なので使ってみた。
公式ページはこちら:https://aws.amazon.com/jp/glacier/
魅力的なのはストレージ価格。東京リージョンで$0.012GB/月!
用途としては、常に手元のデータをどこかに同期しているというより、あるタイミングのデータ(スナップショット)を長期的に保存したい場合に最適。
今回は30GBちょいあるMP3をアップしてみた。
使ったソフトはFastGlacier(http://fastglacier.com/)。
手順は以下の通り:
1)AWSのアカウントを設定
・必要なのはAccount Name/Access Key ID/Secret Access Keyの三つ
2)FastGlacierにアカウント情報を設定
3)FastGlacierのオプション変更(Tools→Options→General)
・Enable multipart uploads with part size -> 4096MB ※1
4)MP3を7-Zipで非圧縮で固める ※2
5)FastGlacierの中でリージョン内に新しいVaultを作成
6) アップロード
注意点は2箇所:
1)アップする際にはAPIのアクセス数によって課金されるので上記の設定だと4GBのパートに分割してアップ
2)上記のアクセス数を減らす為に大きなファイル1個にまとめるのがベター
実際に動かしてみて気づいた点:
・FastGlacierは非常に使いやすいソフトでオススメ
・4GBのパートはチェックサムの計算なのか、アップがスタートするまで多少時間がかかった
・アップが開始した後は2つのアップロードが同時に走り、トラフィックはコンスタントに7-8Mbps出てた
・個人ユースであれば、Freeバージョン(アップ数が同時に2つのみ)でも十分だと思う
総評:アーカイブ目的のバックアップとして、Amazon Glacier + FastGlacierはオススメ!
これで部屋が火事になってPCとNASの両方を失ってもMP3を復活させるようになったぜ!火事にはなって欲しくないけど・・・